• 建売住宅を購入する流れについて解説!

  • 2022/07/06 

住宅の購入は、一生に何度もあることではありません。「何を、いつまでにすればよいのか分からない」といったような人がほとんどでしょう。しかし、購入までの流れを大まかに把握しておくことで、スムーズに住宅購入の準備を進められます。ここでは、建売住宅をどのように購入しているのかを解説しているので、ぜひ参考にしてください。

建売住宅の購入契約前の準備の流れ

建売住宅を契約する前の準備について詳しく解説しましょう。

1.住宅購入の申し込み

インターネットや広告を活用し自分で探す方法と、不動産仲介会社に依頼して探してもらう方法、2通りの方法があります。自分に合った方法で申し込みましょう。どちらでも申込金がかかることはありません。

2.契約日および契約条件の調整

申し込みと同時に、売主と契約日・契約条件を決めます。手付金や売買価格などもこのときに決定します。仲介業者に依頼して申し込んだ場合は、すべてその仲介業者を通して売主と交渉することが必要です。

3.住宅診断(ホームインスペクション)を行う

参考として、住宅診断の利用もおすすめ。専門家が直接建物を見て、劣化状況や購入にかかる費用などのアドバイスをしてくれます。一般的な値段は56万円ほどですが、不動産会社によっては無料で行ってくれるところもあります。

4.重要事項説明書と売買契約書の事前確認

重要事項説明書と売買契約書の事前確認を行いましょう。買主は2つの書類に署名・押印することになりますが、契約日に初めて内容を読んで説明してもらっても、初めて家を買う人が理解するのは難しいでしょう。そのため、あらかじめ不動産会社から重要事項説明書と売買契約書のコピーをもらって、読んでおくことをおすすめします。

5.手付金を準備する

手付金は、売買契約の際に買主から売主に払われるお金です。手付金の価格は、建売住宅購入額の35%であることが多いです。現金で支払うケースが多いですが、事前に銀行振込を求められることもあります。

建売住宅の売買契約の流れ

次に、建売住宅の売買契約の流れについて詳しく解説しましょう。

1.重要事項の説明

不動産会社より、購入を検討している物件に関しての説明を受けましょう。書類を通して説明され、署名・押印しますが、これを重要事項説明といいます。不動産業界では“重説(じゅうせつ)”と略して呼んでいます。よく使われる言葉なので、覚えておくとよいでしょう。

2.売買契約の締結

売買契約は、契約書を交わすことで行います。契約内容について説明された後、売買契約書に署名・押印します。重要事項説明書と売買契約書の内容と、事前に受け取ったコピー内容に違いがないかを確認したうえで署名するといいですね。

3.住宅ローンの申込書類の準備

建売住宅を購入する際には、住宅ローンを組むのが一般的。ローンは金融機関を利用するので、申込書類の準備を行います。また、住民票など、金融機関への提出書類も忘れずに準備しましょう。

建売住宅の購入契約後から入居までの流れ

最後に、購入契約後から入居までの流れを詳しく解説しましょう。

1.住宅ローンの申し込み

金融機関にて、住宅ローンを申し込みます。住宅ローンの申込書類や源泉徴収票などを忘れないようにしましょう。インターネットで申し込む方法や、不動産会社が代行してくれる方法もあります。

2.金融機関から融資承認の連絡

融資の審査結果は、金融機関から連絡が入るまで待ちます。結果が分かったら、速やかに金融機関への連絡を行いましょう。

3.立会い検査日・引渡し日の日程調整

住宅品質をチェックする立会い検査日や、物件の所有権が変更される引渡し日があります。立会い検査日や引渡し日の日程は、売買契約と同時に決定する場合が多いですが、この頃に日程を再度調整するパターンも少なくありません。

とくに、住宅が未完成のまま売買契約を結んだ場合は、完成時期が遅れるなどの問題が発生することもあるので、状況に応じた対応が必要になります。引渡し前の立会い検査は、契約どおりに住宅ができているかを確認する重要な機会なので、売主から日程の連絡がなければ必ず確認するようにしましょう。

4.司法書士に必要書類を送付

住宅の所有権の変更などといった登記手続きが必要ですが、これらは司法書士に委託するものです。登記手続きに必要な書類は不動産会社を通じて案内があるので、すぐに準備しましょう。

5.住宅の完成

売買契約を結んだ時点で住宅が完成していないのであれば、完成するまで待ちましょう。完成時期は、長くて23か月程度先になることもあります。完成まで時間がかかる場合は、その分、ローンの申し込みなども先になります。

6.引渡し前の立会い検査

引渡し前に最終確認を行います。施工品質に問題がないか、欠陥はないか、細かい箇所まできっちりチェックして、後悔のないようにしましょう。

7.引・残代金の支払い・登記手続き

引渡し前の立会い検査と補修工事が終われば、あとは引渡しのみ。引渡しは金融機関にて行われ、書類にサイン・押印、残代金を支払って引渡しは完了します。引渡し後に司法書士が登記申請を行い、後日、登記が完了します。

8.入居

引渡しが終われば、どのタイミングで引っ越しを行っても問題ありません。引っ越し当日は慌ただしいので、余裕を持ったスケジュールを組むことをおすすめします。

 

住宅を購入するには、住宅購入契約前の準備・売買契約・購入から契約まで、それぞれの段階における流れを大まかに押さえておくことで、入居するまでスムーズに進められます。各種申し込み、書類の準備・チェック、手付金の準備など行うことはたくさんありますが、ひとつずつ段階を踏んで進めていけば問題ありません。業者の協力を得ながら余裕を持ったスケジュールを組んで、住宅の契約前から引っ越しまでを円滑に行いましょう。

                   

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